イメージの力
トランスクリプト
こんにちは。このビデオでは、データの可視化を通じて、数字からイメージに変換する力をご紹介いたします。
数字からイメージに (0:29)
バックオフィス業務の分野から得られるデータには、
インサイトといわれるビジネスを向上するための情報が含まれています。
データからこのインサイトを得る方法の1つとして、
数字からイメージに変換することが挙げられます。
「今年は数字が良さそうだ」と言うとき、大抵、
ある一つの数字の良し悪しではなく、
いくつかの数字の組み合わせを比較し、判断しています。
では、ある3つの製品の3か月分の売り上げを見てみましょう。
この表から9つの数字の関係性が分かるでしょうか?
このままでは、非常に難しいですよね?
次に、同じデータをグラフに表してみましょう。
1つの売り上げが下がり、
他の2つの売り上げが上がっていることが、
一目でわかります。
これらの数字の関係性を理解した上で、
先ほどの数字のデータをもう一度見てみましょう。
関係性が分かっていたとしても難しいですね。
しかし、グラフにすると、
このように数字の関係性が一目瞭然となります。
なぜ、同じデータであるにも関わらず、
見易さに違いがあるのでしょうか?
それは、表では数字を理解するために、
労力が必要になります。
しかし、グラフはイメージとして
全体像を感覚的に捉えることができるからなのです。
数字は1点を表し、
イメージは関係性を表します。
また、数字は目的に応じた詳細を明らかにし、
イメージは新しい発見を与えてくれます。
新しい発見 (2:20)
数字をイメージに変換することで、
どのようなインサイトに気付けるのか、
例を見てみましょう。
こちらは、顧客ごとの製品の売り上げです。
1062項目あります。
先ほどの9つの数字ですら
理解することは難しかったのですから、
1000の数字を見て、
関係性を理解するのはもっと大変なことです。
それでは、
これらの数字をチャートで表してみたらどうでしょう。
イメージでは、すぐに全体像を見ることができます。
横軸には10種類の製品を、縦軸には10組の顧客を羅列しており、
グラフの各ブロックは、顧客ごとの各製品の売り上げ高を表しています。
ここでは、青は利益を表し、オレンジは損失を表します。
さらに、円の大きさは売上に比例しています。
こちらのチャートでは、何点かの損失が見られます。
特に、左上のオレンジは損失が大きいので、深く見てみる価値がありそうです。
また、
この利益が大きい青い円にも注目するべきです。
一般的に、私たちは、情報処理をするとき、
ネガティブな要素に注目し、
ポジティブな要素を無視してしまいがちになるからです。
しかしながら、ポジティブなデータも
大切なインサイトを与えてくれます。
このようなインサイトは、数字を見るだけでは、
簡単に得られません。 そこで、イメージが重要になっていくのです。
テクノロジーは、データ可視化ツールを与えてくれ、
数字をイメージに変換することを可能にしてくれます。
これらのツールは数字の関係性を把握し、問いかけ、
ビジネスを向上するためのより質の高いインサイトを
得る可能性を与えてくれます。
HTMでは、自ら開発したオンライン上のビジネスインフォメーションポータルを通じて、
数字によるデータとそれらを可視化したイメージをクライアントに提供しています。
データの可視化、又は弊社のバックオフィスサービスに
ご興味をお持ちの場合は、
是非弊社までご連絡ください。
ご覧いただきありがとうございました。