ビジネスインサイトの発掘
トランスクリプト
こんにちは。
このビデオでは、
データから、
ビジネスにおける
洞察-いわゆるインサイトを
得るための方法を
ご紹介します。
バックオフィス業務には
ビジネスの向上に
つながる様々なデータが
含まれています。
前回のビデオでは、
インサイトを得るために
イメージを用いることが
いかに重要であるかを
お伝えしました。
データにある数字を
ただ眺めているだけでは、
その数字同士が
どのように関連しているかを
理解するのは
かなり困難です。
しかし、
それらの数字をイメージに
変換することで、
その関係性が即座に
明らかになります。
ビジネスインサイト(1:05)
これらの関係性が
見えて理解し始めたときに、
ビジネスインサイトが
生まれます。
そこで、このビデオでは、
データを用いてどのように
ビジネスの向上に
つなげることができるのか、
そしてそこからインサイトを
得る方法をご紹介します。
次の5つの工程を
繰り返し行うことが、
持続的にビジネスを
向上させる鍵となります。
1つ目は、数字を集め、
整理することです。
数字は最近のもので、
リアルタイムのものだと、
なお良いでしょう。
ある分野のビジネスが持つ、
全ての側面の数字を
集めます。
2つ目は、
集めて整理した数字を、
動的なイメージに
変換することです。
イメージは、
パラメーターを素早く、
直感的で簡単に
変えることができ、
その変更による結果を
確認できるようなものだとよいでしょう。
3つ目は、これらの数字の
いくつかに着目し、
フィルターをかけたり、
精査することで、
数字の関係性を観察し、
新たなインサイトを
得ることです。
観察することによって理解が
深まり、インサイトを
得ることに繋がります。
4つ目は、
行動を起こすことです。
インサイトを得ても、
行動を起こさなくては
何も変わりません。
そして、5つ目は、
行動を起こす前と、
起こした後との違いを、
評価、分析することです。
良い結果が得られた場合は、
今回起こしたアクションを
続けていきましょう。
逆の場合には、
やめればいいのです。
どちらにしても、
ひとつの学習経験になります。
この5つの工程を
粘り強く繰り返すことが、
ビジネスの成長の
鍵となるのです。
HTMのツール (3:11)
HTMでは、
データを集め、
整理し、
それを動的なイメージに
変換したものを提供します。
ここから、
私たちのクライアントは
インサイトを得て、
行動を起こし、
結果を分析することに
集中できるのです。
では、
実際にクライアントの
皆様がビジネスインサイトを
得るために活用されている
HTMのツールを
ご紹介しましょう。
このツールを使うことで、
データの全体像を把握し、
その中からある′事柄′に
着目しフィルターをかけることで、
必要に応じてその詳細を
精査することを
可能にします。
HTMのビジネス・インフォメーション・ポータルに
アクセスするだけで、
必要なすべての情報が
見られます。
クライアントは、
ポータルを使用することで、
公的機関に
提出する書類や社内で
使用するレポートを取得するほか、
データの可視化ツールを通して、会社のビジネスを分析することが出来ます。
「従業員の経費」を例に、
実際にポータルを
見てみましょう。
従業員の経費は、
毎月変動する事業経費の中で
一番大きな割合を
占めており、
きちんと把握、
管理することが多くの企業に
とって大切です。
これは、
ある会社の数年間の経費、
数千件分のデータを
イメージにしたものです。
上の部分は、
月ごとの経費の概要です。
経費の中身を
理解するために、
下のグラフを
見てみましょう。
従業員、経費の種類、部署、
プロジェクトの種類、
プロジェクトの名前ごとに
経費を見ることができます。
例えば、
プロジェクト欄を見ると、
このクライアントは
プロジェクトA、
プロジェクトDなど
いくつかのプロジェクトに対して経費を使っていることが分かります。
ある一定の期間に
着目したい場合は、
上にある「スライダー」を
使って時間軸を動かします。
ちょっと動かしてみましょう。
これで12ヶ月分です。
スライダーを動かすと、
このようにほかのグラフも
変化するのがわかります。
指定されている期間以外の
経費は、
ここには表示されません。
2016年には、
プロジェクトBに対して
一番多く経費を使って
いましたが、
2020年には
どうでしょうか。
時間軸のスライダーを
2020年に動かすと、
プロジェクトAが
一番経費が多かったことが
わかりますね。
では、プロジェクトAに
どれだけ経費が掛かったのでしょうか。
プロジェクトAを
クリックするとわかります。
ここでは、社員、
経費の種類、
部署のグラフが
フィルターにかけられ、
プロジェクトAの経費のみ
表示されています。
もう一度プロジェクトAを
クリックすると、
フィルターが外れます。
では、もう一度フィルターをかけましょう。
グラフの要素をクリックして
一部分のデータを
除くことを、
「グラフィカルフィルタリング」と言います。
数字を入力するのとは違い、グラフをクリックすることで、より瞬時に、
直感的に、簡単に、
見たいデータを
表示させることが出来ます。
では、プロジェクトAに
戻りましょう。
下の部分には、一つ一つの
経費の詳細も出ています。
まずは、全体像を把握して、その中からある事柄に
着目してフィルターを
かけるとデータが
どう表示されるかを
見てきましたが、
今度は、フィルターを
かけた後の次の段階である、
「必要に応じて詳細を精査すること」の例を見てみましょう。
まず、画面をリセットします。
ここでは、月ごとの経費の
概要がわかります。
2021年10月に多くあった
ことがわかりますね。
「10月」をクリックすると
詳細がわかります。
フィルターをかけて、
10月の経費のみが
表示されると、
スズキタケオさんが
一番多く経費を使っている
ことがわかります。
今度はスズキさんの名前を
クリックします。
交通費に多くを費やしているようですね。
そこで、「交通費」を
クリックすると、
こちらにスズキさんの
交通費が出てきました。
ここで、大きな金額の経費、
国際線の飛行機代が
あったことが分かります。
スズキさんは、10月に
NY本社に出張していた
のです。
さらに、もう一度クリック
すると、飛行機のチケットの
コピーを確認することが出来ます。
たった3回のクリックで、
数年分の、数千件ある
経費の中から、1つの経費の
詳細がわかりました。
インサイトを得るためのプロセス (9:18)
今ご覧頂いたのは、
「ある事柄に疑問を持ち、
答えを見出して、
インサイトを得る」
というプロセスの具体例です。
このように、数字のデータをイメージに変換すると、
それぞれの数字がどのように
お互いに関係しあって
いるかがひと目でわかります。
この関係性を見ていると
疑問が生じます。
その疑問に対する答えを
見つけていく中で、
インサイトを生み出し、
そこからまた次の疑問が
生まれます。
この、疑問を持つ
→答えを見つける
→インサイトを得る、
という繰り返しが、
「他の方法では得ることが
出来ないインサイト」
つまり
「行動を起こすことに繋がるインサイト」
を生み出すのです。
これが、インサイトを
得るためのプロセスの中で
重要なステップとなります。
なぜイメージがこれほど
大切なのか、
おわかりいただけましたか。
データの中のパラメーターを
変えるだけで、
疑問を持ち、
答えを見出し、
インサイトを得ることが
できるからなのです。
ビジネスのインサイトを
得るためには、
まず数字の関係性を
発見することが大切です。
そのためには、
ビジネスをあらゆる角度から
数値化し、
グラフィカルフィルタリングを生かして
それを動的なイメージに
変換することが必要です。
数字の関係性が
わかることで、
インサイトを得ることができ、
行動を起こし、
結果を評価する。
これが、
ビジネスを向上させる鍵と
なります。
HTMのビジネス・インフォメーション・ポータルが
どのようにビジネス向上に
役立っているのか、
さらに詳しく知りたい方は、
ぜひ、弊社までご連絡ください。
ご覧いただき、
ありがとうございました。